September 25, 2009

デジカメ戦争の行方は? ーハードウエア編ー




 デジタルカメラいくつもっています?携帯も含めると、おいらはなんと4台も持っています。。。持ちすぎ?

 デジタルカメラの取り扱いは撮影から印刷、そして保存まで含めて、かつてに比べると操作も非常に簡単です。その上、値段も手頃。利用者のパソコン上の操作もリテラシーの普及とソフトやプリンター機能の向上もあり、格段にお手軽に楽しめるようになりました。その結果国内での普及率は高まり、CIPAの統計情報によれば、景気の後退も含めて市場は昨年と同程度の1億2千万台程度の出荷台数の見込みだそうです。

 国内の市場シェアでは、キヤノンが20.9%で1位。ついでカシオ、パナソニックが続きます。3位のパナソニックまで各社のシェアが15%以上で、3強で市場シェアの半分以上を占めます。キヤノンやパナの様々な製品ポートフォリオに対して、カシオは、モデルあたりの販売力が非常に強く、各社の製品ラインナップの点でも特徴が見られます。

 さて、かつてのフィルムカメラでは強かった富士フィルム。今週の日経ビジネスでは、A170が特集されてます。富士フイルムのデジカメは比較的安く、1000万画素光学3倍ズーム機能も兼ね備えて、2万円未満程度で量販店で販売されているのを見かけます。機能としては画素数の進化ももう十分。そして上記の3強に比べると、確かに価格レンジとしてはひとつ安いです。この代表格がA170です。

 なんとこのA170の原価は日経ビジネスの試算によれば、約40ドル(3,800円)とのこと。海外を意識しての事か、思ったよりもコストは安い。思い切って装備する機能をシンプルにした結果との事らしいが、ごく普通に静止画撮影に利用するだけであれば、機能としては十分でしょう。このシンプルさも、ある意味のイノベーションでしょうか?

 やっぱり製造や技術に関するイノベーションは、ある程度まで行くと成熟化してしまいますね。クリステンセンのイノベーションのジレンマじゃないですけど、「技術のイノベーションは気づいたら利用者のニーズの領域を飛び越えてしまう。」。今まさにデジカメはこの瞬間を迎えているのでしょう。

 人々の購買の対価をベネフィットとするなら、そのベネフィットはもはや機能では無い可能性が高いです。すると、次は価格?そしてメーカー側の思惑は、頭打ちしつつある日本市場から海外市場での需要を見込む事でしょうか。

 同様にCIPAのデータを調べてみると、簡単に計算して、日本向けのデジタルカメラ(レンズ一体型)の平均価格は、出荷金額を出荷台数で割って、2万円を少々超えるくらい。しかし日本以外では、1万円とちょっとくらい(関税の影響があるでしょうけど・・・)。もう海外市場では、日本に比べて価格に対して非常にセンシティブになっています。デジタルカメラメーカーにとって、コストを下げる事は次の競争に思いっきりつながりそうです。

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