March 27, 2009

東京ホテル収益率ランキング




東京のホテルの市況について、週刊ダイヤモンドで特集されていました。東京近郊のホテルといえば、近年ではリッツカールトン、ペニンシュラ、マンダリンオリエンタルなどの外資系が参入してきたり、ウェスティンのモルガンスタンレーによる売り抜けといい、市場が大きく動いています。

 それに加えて、昨年後半からの不況。東京のホテル市場は大きな打撃を受けているのは言うまでもありませんね。

 しかし、東京のホテルの客室数と言えば、ニューヨークの1/10程度だそうです。まだまだ頭打ちにはほど遠いかというと、そうでもないように見えます。つまり、都市の機能としてニューヨークほどホテルの客室数が必要無いという事でしょう。

 ホテルの収支を判断する一つの材料として、RevPARという指標があります。これは、Revenue Per Available Roomの略でして、つまり1室あたりが生み出す平均売上高です。1室あたりの客室平均単価(宿泊部門のみ)に平均稼働率をかけて算出します。東京のホテルにおけるRevPARの欄イングは、

■■東京のホテルRevPARランキング(2008年)■■
1. ザ・リッツカールトン東京(港区赤坂)
2. マンダリン・オリエンタル東京(中央区)
3. パークハイアット東京(新宿区西新宿)
4. グランドハイアット東京(港区六本木)
5. ザ・ペニンシュラ東京(千代田区有楽町)
6. ホテル西洋 銀座(中央区銀座)
7. コンラッド東京(港区東新橋)
8. セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町)
9. 帝国ホテル東京(千代田区内幸町)
10. ウェスティンホテル東京(目黒区三田)
11. ストリングスホテル東京インターコンチネンタル(港区港南)

です。ちなみに、3位のパークハイアットがRevPARで、33,730円ほど。5位のペニンシュラまでが、3万円以上。11位のストリングスまでが2万円以上です。

 これをみると、比較的平均客室単価が高いホテルが上位に食い込んできています。上位のホテルは、どれも1泊あたり5万円以上です。。。しかし、客室稼働率でみてみると、

■■東京のホテル客室稼働率ランキング(2008年)■■
1. 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー(90.9%)
2. ホテルメトロポリタン丸の内(86.6%)
3. 京王プラザホテル(85.6%)
4. ホテルメトロポリタン(83.2%)
5. パークホテル東京
6. グランドプリンスホテル赤坂(80.3%)
7. 第一ホテル東京(79.7%)
8. シェラトン都ホテル東京
9. セルリアンタワー東急ホテル
10. ロイヤルパーク汐留タワー(77.6%)
11. ホテルインターコンチネンタル東京ベイ(77.5%)
12. ホテルパンパシフィック東京(77.4%)
13. ホテル日航東京(76.9%)
14. ストリングホテル東京インターコンチネンタル
15. ロイヤルパークホテル(75.2%)

です。なんと。。。上位の顔ぶれが全く異なりますね。客室単価が高いホテルはそのブランド力に顔を利かせて、海外からのビジネスマンなどを中心に顧客層を持っていたのですが、この不況のために客室稼働率が下がっているのでしょうか。同時に、そのブランド力を維持するために、値引きもあまりしていないのでしょう。

 しかし、客室稼働率に関しては鉄道系が強いですね。

 今後は、東京のホテルは完全に二極化の時代に突入してしまうのでしょうか?もちろん宿泊料の高いホテルは、海外からのビジネスマンを中心に顧客を抑え、比較的安価なホテルは、国内出張と観光でしょうか。前者の場合は、ビジネス上での国際都市としてもっと東京が発展する事が一つの鍵です。それと反対に、後者の場合は、観光地東京として国内だけでなく近隣国からの観光客を集める必要があります。

 都心から比較的近い羽田空港の滑走路数が増えて、国際線の離発着としての羽田が成り立てば、もう少し東京のホテル経営に貢献すると思いますね。いずれにしても成田空港は遠すぎる。。


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