September 22, 2008

ポジショニング戦略 - アル・ライズ




ポジショニング戦略[新版]アルライズと言えば、マーケティングの世界においては有名人ですね。アメリカには、数多くのマーケティングの著名人がいますが、アル・ライズはその中の一人です。そして、この「ポジショニング戦略」は英語では先行して発売されていますが、ようやっと日本語版になりました。もし、マーケティングの基礎を学びたいのであれば、このアルライズの本ではなく、「コトラーのマーケティング原理(サイト内書評)」や「グロービスのマーケティング(サイト内書評)」をお勧めします。その大きな理由は、これらの書籍はマーケティングの基本が章だてて書かれているから、マーケティングを学ぶには適していると思うからです。

 さて、この「ポジショニング戦略」、個人的に面白いなと思ったのは、やっぱり、ブランディング。その中でもネーミングとかキャッチフレーズは非常に面白い。アルライズならではです。


■マルチブランド

 これは、よく見かけますよね。。。例えばトヨタとレクサスなど(良い例かどうかは別として・・)。そもそもマルチブランド戦略は、シングルポジションでなくてはならないと。いったん導入したブランドは、そのポジションを変えてはならない。

 そういった意味では、会社名がそのままブランドと化しているものもあれば、製品・商品がブランドを確立している場合もあります。1ブランド=1ポジションとした場合、どちらが有利なのかは一目了然ですね。

 ブランドは、自身のブランドを自力で確立する場合と、他のブランドのポジショニングを破壊する事によって、自分のブランドを高める方法があります。かつての「スォッチ」もその一例でしょう。それ以前は腕時計は時刻を知るという極めて機能的だったけど、「スォッチ」の登場によって、時計をファッションの一環として個人が複数所有するようになりました。


■ライン拡大

 ライン拡大とは、ある商品のラインナップを拡張すること。あまりひねらないと一般的には内から外への発想に陥りがちです。例えば煙草の例でいえば「マイルドセブン」。「ライト」「ウルトラライト」「メンソール」・・・・。ひょっとしたら、「マイルドセブン」そのものが煙草の代名詞になったかもしれない・・・・(本当?)なのに、それ以降の派生商品を簡易なネーミングをしたために、それぞれの派生商品がブランド名にもならないどころか、「マイルドセブン=たばこ」という代名詞化も失敗。

 ライン拡大はビジネス上のチャンスである一方で、そのネーミング、ブランディングは結構難しいと思います。。。個人的に。ライン拡大をする事で、その代名詞化どころかブランドまで崩してしまう場合が数多くあります。


■自分自身を売り込む

 これは多くの場合、結構難しい。その難しい理由は、自分自身のポジショニング。つまり「売りのコンセプトをひとつに絞り込む」ことである。相手の「無関心の壁」を切り崩したいなら尚更、コンセプトは一つに絞り込むべき。

 これがうまくいくならば、採用面接などは楽勝ですね(苦)。もちろんマッチングの問題もありますが。


さて、この本、繰り返しになりますが、ひととおりマーケティングの基礎をおさえてから読むほうがきっと面白いと思います。それは、単に「なるほど」と思うだけでなく、関連する知識と合わせて自分自身に落とし込めるからです。この記事で紹介した本も合わせて読むことがお勧め。

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■目次
今も威力を発揮する革命的コンセプト──フィリップ・コトラー
序 マーケティング界を一変させた「新ルール」
01 ポジショニングとは何か?
02 頭脳は集中砲火を浴びている
03 頭の中に忍びこむ
04 「小さなはしご」を見逃すな
05 そこからでは、目的地にたどり着けない
06 業界リーダーになる必勝パターン
07 追いかける側の「勝ち方」とは?
08 ライバルのポジションを崩せ!
09 「ネーミング・パワー」をこの手に
10 「イニシャル」にご用心
11 「ただ乗り」は失敗の元
12 ライン拡大は企業を弱体化させる
13 ライン拡大で成功するための条件
14 「自社」をポジショニングする方法
15 「国」を売り出す際のポイント
16 無名の島を一大観光地にする
17 ポジショニングでヒット商品に変身
18 サービス業の「正しい」戦略
19 地方銀行でも大手都市銀行に勝てる
20 ライバルの弱点は「的確に」突け
21 「オーソリティのお墨付」を利用する
22 ポジショニングは教会をも変える
23 自分のキャリアアップに応用できること
24 戦略開始前に「六つの自問」を
25 まとめ──ポジショニングで勝利する一二の決め手


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photo
ポジショニング戦略[新版]
川上純子
海と月社 2008-04-14
評価
おすすめ平均 star
star30年以上前の本とは思えない!
star読みやすく、わかりやすのだけど・・・。
starなんとなくわかっていることを明確にした本
star実例がわかりやすい
starポジショニングを学ぶに好適

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by G-Tools , 2008/09/22






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