July 12, 2008
ベイシアの戦略
日経ビジネスの7月14日号から。
早速自宅に来ていたので、読んでみました。最初は、「ベイシア」?って感じ。ちょっと読んでみるとわかったのですが、スーパーなんですね。しかし知らない・・・。生活圏には存在していません。そうなんです、彼らの店舗戦略って郊外を中心に。決して都内には出店しない、とう方針を貫いているから、、都内に住むおいらは、見た事が無いわけです。
ベイシアの特徴を言ってしまえば、郊外を中心に大型店舗を出店する。そして一括(現金)購入を行うため、コストを抑えられ、価格が安く設定できる。そして、流通には徹底的にこだわる。という点。何かに似てませんか?そうなんです。ウォルマートに似ていますね。
さて、国内のスーパー市場に話を戻して...。
もちろんスーパー市場は強烈に大きいです。2006年度の数字を見ても約14兆円あります。しかし、96年以降、スーパー市場は下降の一途。96年が17兆円あったのですから、わずか10年で20%以上も縮小してしまったわけです。しかし、店舗面積は一定の規模で伸び続けています。市場としては、すでに成熟しており、もちろん競争も激しくなっているはずです。(参考:日経業界地図 2008年度版 )
スーパーとしてのシェアは結構拮抗しています。1位のイオンが11.2%、それに続いてイトーヨーカドーが8.6%。以下、ダイエー、ユニーと続きます。ベイシアはイオンやイトーヨーカ堂に比べて1/6程度の売り上げ高です。さらに、営業利益率はイオン、イトーヨーカ堂の1.1%に比べて3.7%と非常に良いです。
さて、ここでの疑問は、スーパーなんて仕入れて売るのが商売。いわゆる流通がキモ。規模の経済が働きやすい業界です。しかし、その中でこのベイシアがどうして価格を安く提供できるのでしょうか?
その答えの詳細は、日経ビジネスの7月14日号に詳しく書かれています。まぁ、徹底的なコストの削減ですね。ベイシアの規模からみて、首位のイオンなどからすれば、規模の経済が働かない。つまり、大量に仕入れれば単価が安くなるはずなのですが、それが作用していない。いや、作用しているのだろうけど、ベイシアのコスト削減戦略がうまく機能しているのでしょう。
しかし、これだけ成熟してかつビジネスモデルとしてもおおよそ限界にきているこのスーパーマーケットの市場で、まだまだコスト削減戦略が、規模の経済を上回るほどの効果を発揮するのは少し驚きです。「ベイシアの諦めない経営」と特集が組まれていますが、そのとおりかも。探すといろいろあるのですね。
ベイシアは今後、イオンやイトーヨーカ堂が、同じくコスト削減の戦略できた場合にどう勝負するのか?が重要なポイントになると思われます。幸いにもイオンとベイシアは出店戦略という点で、すみわけがついているというところかな。
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