February 29, 2008

伊勢丹な人々




伊勢丹な人々伊勢丹な人々を読んでみました。伊勢丹と言えば、三越と経営統合するとか、新宿伊勢丹は店舗として国内百貨店で売り上げがNo.1だとか、伸び悩む百貨店市場の中でも注目を集めています。そこで少し気になって読んでみたのが、この「伊勢丹な人々」です。

 ただ思ったのが、誰の視点で何を目的に書かれているのか、いまいちピンとこなかったのが正直なところ。いろいろ伊勢丹の文化、取組みや改革についてダラダラ書かれていて、焦点が定まって無いように思えます。アパレルや百貨店で働いている人の仕事の上での参考として読む分には問題無いと思いますが、百貨店業界や伊勢丹のノウハウなどを知りたい方にはちょっと不十分だと思います。

 その中でもいくつか、伊勢丹の文化を知る事ができます。特に興味があったのは「55%攻撃論」。従業員で何か会社に対して提案をするとき、50%の可能性があると思ったら上司に相談。55%の可能性があると思ったら自分で判断し、勇気をもって実行する。非常にスピード感を感じます。やれ稟議だの会議で決定などと時間がかかるよりもこちらの方が会社としての風通しも良いような気がします。しかしこの55%攻撃論には続きがあって、

ただし、残りの45%は100%に持っていくために自分自身で努力すること。

 これが伊勢丹の文化なのですね。

■目次
第1章 百貨店は人がつくる
第2章 解放区ファッションデザイナーを育てる
第3章 リ・スタイル―百貨店内にセレクトショップ
第4章 BPQC―ワンフロアでライフスタイル提案
第5章 ISETAN MEN'S―こだわりの男を呼び戻す
第6章 イセタン・スピリッツ

 

伊勢丹な人々
伊勢丹な人々川島 蓉子

日本経済新聞社 2005-05-14
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