November 20, 2007
3.マーケティング・マネジメント
マーケティング・マネジメントとは、マーケティング活動の目標を達成するために、その活動・プロセスを計画し、分析、実施し、さらにレビューする事です。この、マーケティング・マネジメントにおいて、企業がマーケティング活動に対して、基礎となる5つの概念があるといわれています。生産、製品、販売、マーケティング、社会マーケティングがそれにあたります。ここでは、その5つの概念を説明していきます。
■生産概念(Production Concept)
消費者は役に立ち、予算的にも無理のない製品を好むという考え方がこれにあたります。よって、提供側は、このニーズを満たすように、生産や流通の効率化を徹底的に行います。この生産理念は、非常にベーシックなマーケティングの考え方で、特に格安製品を提供する企業はこの理念にばっちり当てはまっています。
しかし、この生産理念にどっぷりつかってしまうと、企業における事業の焦点が、生産概念、つまり効率化に注力するあまり、視野が狭くなる恐れもあります。
■製品概念
消費者は品質が品質や性能が最も優れた革新的な製品を好むという考え方です。もちろん、企業は、製品改良を継続的にかつ徹底的に行なっていく必要があります。しかし、その一方で、製品概念は近視眼的なマーケティングをもたらすことがあります。これは、Marketing Myopia というハーバードビジネスレビューで有名なレポートです。
■販売概念
販売概念は、企業がいわゆるプロモーションを行わない限り、あまり売れないという考え方です。在庫過多になる場合、この販売概念を用いるケースが多いです。つまり、マーケティング活動において消費者と長期のリレーションシップを築くというよりも、短期的な関係によって売りさばいてしまおうという形をとります。
■マーケティング概念
いかに市場のニーズやウォンツをつかみ、競合よりも秀でて望まれる満足を提供するか?という考え方です。すべては顧客から始まるというのが、マーケティング概念の基本的な部分です。これまでに多くの成功してきた企業で、このマーケティング概念が採用されています。
■社会的マーケティング概念
企業は市場のニーズ、要求、関心を明らかにし、さらに顧客に最高の価値を提供し、消費者と社会に対して貢献していくという考え方である。単に消費者を満足するだけでなく、消費者が属する社会に対しても貢献し、その結果企業としての利益が得られるというロジックになります。これで有名なのは、ジョンソン&ジョンソンの「我が信条」(英語では、Credo)です。
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