October 17, 2007
NTTドコモの定額制データ通信
ついにNTTドコモが動き出しましたね。一部利用できるアプリケーションに制限はありますが、ついにデータ通信でも定額制サービスの開始に踏み切ります。eMobileなどの新規参入、ナンバーポータビリティによる加入者の減少などが背景にはあると思うのですが、ついにNTTドコモが本格的な動きを見せてきたのではないかな?と思います。
携帯電話加入者は、既にその伸びの勢いが止まっており、それに続いてナンバーポータビリティ制度が導入されました。既に携帯加入者は一巡し、新規を期待するよりも、既存の携帯電話ユーザーを各社で取り合う構図になってきています。ここへ来て、KDDI / AU の革新的なサービスや、ソフトバンクのスタイリッシュな携帯電話端末。NTTドコモはどこか乗り遅れている感じがします。
元々携帯電話市場と言えば、NTTドコモが40%以上のシェアを占めており、継続的なシェアの低下はあるものの、引き続きトップの座を守ってきていました。このドコモのシェアを奪うべく、各社はあれこれサービスや携帯電話端末を展開してきていました。それに対してある程度の動きは見せてきたものの、大きな動きを見せるのは今回が始めて?
つまり、「規模の原理」が働くという事です。
NTTドコモは、市場シェアが群を抜いてトップですから、様々なコスト、例えばネットワークであったり、サービスの運用といったところの変動費が他社と比べて安いわけです。サービス提供価格も各社大きな開きはないですので、一人当たりの売上高は各社でそんなに変わりません。しかし、ドコモの場合、この変動費が作用し、一人当たりにかかるコストが安い。その結果、一人当たりからの利益が他社に比べて大きくなると推測されます。また、バックボーンやバックホールも旧来のネットワークからIP化して、その分もコストが下がったのでしょうか?つまり、コストを抑えたネットワークに大量のトラフィックが流れる準備ができたかと。
他社で言えば、特にソフトバンクはVodafoneの買収により資金面でのつらさ。eMobileは新規参入組みでこれから投資の回収に入っていこうとしているところ。ドコモとしては、これらの会社が収支と投資の面で軌道に乗る前になんとか叩きたいところ。
で、今回の定額制データ通信がある意味の、価格競争勃発の引き金かな?と思います。価格競争の場合、サービス面やブランド面で大差が無い限り、ある意味の体力勝負になります。一般的に言えば、NTTドコモは有利ですね。
データ通信が定額制ですが、これがどれくらいインパクトを及ぼすか・・・・?あまり及ぼさないのかな?
NTTドコモの新・定額データ通信、その衝撃と限界
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20071009/284104/?P=3
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