April 24, 2006

携帯クレジットサービスの現状(その2)




携帯クレジットカードの現状 の続きです。

■携帯プリペイド

 携帯クレジットカードに対して、先行してサービスを提供するプリペイドカード陣営。2004年7月にドコモのおサイフケータイを最初として、KDDI、Vodafoneも対応機種をリリースしてきました。2006年の2月にドコモのおサイフケータイ発行台数は、1,200万台を突破しています。

 やはり現時点で、携帯プリペイドの軸となるのはEdyとSUICAでしょう。Edyは2006年の3月で発行数が約1,620万。そのうちモバイルは260万台に留まるそうです。一方でSuicaは1,536万枚(2006/03)。そのうちモバイルは38,000契約とまだまだです。

 実際にモバイルでのプリペイドの浸透率は、260(万台)/1,200(万台)=23%程度。4人に1人しかおサイフケータイを利用していないという実態があります。携帯電話全体からみれば、まだ3%程度の普及率です。

 利用可能な店舗数に問題があるのでしょうか?

 全国で利用可能な店舗は35,000店舗程度(Edy3万、Suica5,000)のようです。商業統計によれば、2004年度の国内のコンビニエンスストアが42,000店舗。それを下回る対応となります。国内の小売店舗から見れば全体で120万。コンビニですら3.5%のシェアです。売上げに関して言えばコンビニ全体では約7兆円で全体のわずか5%だったりします。

 今後、ドコモとローソンの提携の話もありますし、利用可能な店舗数は徐々に増えていくのだと思います。

 それだけではなくて、登録の面倒な点もあるでしょうね。基本的におサイフケータイの場合、クレジットカードからチャージします(備え付けのEdyからもチャージできますが、機器が少ない)。これならば、直接クレジットカードを使った方が、利用率は上がるのではないだろうか?と思います。


■携帯各社の動き

 まずは、JCBを中心としたクイックペイ(QUICPay)。KDDIやVodafone、UCカードなどを含めた39社で、おサイフケータイの普及と発展を目的として発足した団体「モバイル決済推進協議会」。2006年3月には一度活動の内容をまとめる。とされていましたが・・・その後いかに。。。

 そうこうしている間に、ドコモが「iD」というクレジット決済「ブランド」を立ち上げてしまったから、団体の活動がやや崩壊気味にある(?)のかなぁ・・。もちろんドコモは提携済みの三井住友とスタートをしました。また、クレジットカードレスの「DCMX」も立ち上げる予定。12歳以上に月額1万円までクレジットカードが利用でき、過去2ヶ月において滞納がなければその場で利用可能になるという。これで、小額決済の市場を切り開こうという狙いでしょう。

 一方でKDDIは、2006年4月にUFJと折半で新銀行を設立することになりました。クイックペイを推進していたKDDI、スマートプラスの三菱UFJとは少々異なります。まずはここの調整からでしょうか?少々時間がかかることと思われます。それとは別に、おサイフケータイを利用した銀行口座というのももちろん視野に入れている事でしょう。そちらの方が自然な流れですから。

 最後にボーダフォンは、先日ソフトバンクに買収されました。また、ソフトバンクグループ傘下のヤフーも三井住友とインターネット金融事業で戦略的提携をしています。






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